結婚式で父親のスピーチをする場合に知っておきたい心得
親族代表謝辞は、たいていは新郎の父親がスピーチを行うこととなりますが、不在の場合は新婦の父親もしくは新郎の親代わりでもあった親族となります。
ここでは新郎または新婦の父親としての、結婚式での謝辞の例をあげてみます。
父親としてのあいさつ
わざわざ時間をやりくりしてきてくださった方々に感謝の意を表わし丁寧にお礼の言葉を述べます。
スポンサーリンク
特に結婚式を盛り上げるためにスピーチや余興など、骨を折ってくださった方々には、お名前をあげて感謝の意を表すのも良いでしょう。
結婚式というのは父親にとって、子供が一人前として世間に認めてもらう儀式でもあります。
今日まで家庭以外においても、たくさんの方々に育ててもらったからこそ、今の二人がいるということに、謙虚に感謝の気持ちをもち、スピーチで言葉にしましょう。
謝辞での親族代表のへりくだった丁寧な言葉で、時間を作ってこの場に来てくださった列席者が、この披露宴に満足して気持ちよくお帰りいただけるのです。
謝辞の定型
謝辞はやはり締めとなりますので、定型から大きく外れないようにしましょう。
また、時間もたっていることからご出席者も疲れが出ていることもありますので、長いスピーチとならないようにも気をつけましょう。
時間の目安としては、3分前後です。
スポンサーリンク
進行の人のアナウンスで謝辞を促されたら、
1.冒頭のあいさつ
2.媒酌人へのお礼
祝辞や励ましの言葉へのお礼
3.自分達の心境など
4.今後の支援をお願い
5.結び
という順番で進めます。
・本日は、公私ご多用のところをおくり合わせいただきまして、多数のご来臨、まことに光栄に存じます。皆様には身に余るご祝辞を頂戴し、一同、感激いたしております。
・本日は、皆様方より、こんなにお祝いの気持ちをいただき、本人はもとより、私どものうれしさはたとえようもございません。
・本日は、皆様にはご多用中のところを、おくり合わせくださり、厚く御礼申しあげます。お陰をもちまして、万端とどこおりなく終了いたしました。ようやくこの日を迎えることができた歓びでいっぱいです
といった言葉で始めるといいでしょう。今後の指導や支援をお願いする言葉として
・どうぞこれからも、ご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。
といったあいさつの後、結びの言葉として
・本日はまことにありがとうございました。
とはっきりと、きちんとした言葉でお礼を述べましょう。
締めのスピーチのしっかりとした態度や姿勢で「いい結婚式だったね」という感想を参列者に持っていただけるものです。
スポンサーリンク